子どものころ、学校で嫌なことがあっても、家に帰って母の笑顔に迎えられると、自然と心は晴れやかになりました。
逆に、どんなに楽しいことがあっても、母が悲しそうな顔をしていると、家の中は太陽が隠れてしまったように暗く感じられたものです。
女性の明るい笑顔は、太陽のように皆を元気づけます。

 

blog_20130525

命をはぐくみ、力強く生きる女性には、現実に根ざした知恵があります。
男性だけの考え方に偏らず、女性が生き生きと活躍できる社会であってこそ、変化にも柔軟に対応し、大きく発展していけるのではないでしょうか。

今の日本は、まだまだ女性の力を活かすことができていないように感じます。
働く女性の約6割は、出産と同時に退職しています。一度退職すると、再就職して元のように働くことも難しい。出産か、仕事か。二者択一を迫られてしまうのです。

このたび私は5つの政策テーマを掲げましたが、その一つは「女性が生き生きと輝く社会を」です。あらゆる分野で働く女性を応援していきたい。そのために欠かせないのは、子育て支援です。

マスコミでも大きく報じられていましたが、この4月、保育所の待機児童数で「全国ワースト1位」だった横浜市が、ついに「待機児童ゼロ」を達成しました。
その陰には、公明党の横浜市議団の地道な取り組みがありました。
公明党は、保育所の定員増加や、延長保育、休日保育、幼稚園の預かり保育など、さまざまなニーズに応える支援の必要性を訴えてきました。
横浜市独自に認定する「横浜保育室」の提案や、認可保育所運営への民間企業の参入を促進したのも公明党です。
ワースト1位だった3年前の横浜市の待機児童数は1552人。その一方で定員割れの認可保育所もあり、需要と供給のミスマッチが生じていました。
そこで公明党は、各区役所に相談員を置き、定員に空きのある近場の保育所などを紹介する「保育コンシェルジュ」制度を実現。待機児童の解消を進めました。

こうした取り組みは、今や「横浜方式」と言われ、他の自治体も大きく注目しています。
公明党は、地道な市民相談を重ねるなかで、子育てをめぐる多くの声をうかがってきました。そうした「現場の声」をもとにしたからこそ、きめ細かな政策を提案し、待機児童ゼロを実現することができたのです。

今後、保育の「質」と「量」をどう安定的に確保していくかなど、まだまだ課題はあります。私も、多くの女性と未来の宝である子どもたちのために、さらなる保育サービスの充実に全力で取り組んでまいります。