日中友好議連の訪中団に参加

連休中の5月4日から6日まで、日中友好議員連盟の訪中団に参加し、北京を訪問しました。
超党派の訪中団で、自民党の高村副総裁が団長を務め、公明党からは北側一雄副代表と私が参加。総勢9名の国会議員の訪問となりました。

今日中関係には様々な問題があり、大変厳しい状況と言わざるを得ません。
しかし、日本と中国はお互いに重要な隣国であり、友好無くして東アジアの平和と安定はありません。現在の状況を打開すべく、要人との会談に臨みました。

中国側も今回の訪中団を重視し、中国共産党序列3位の張徳江全人代常務委員長との会談が実現。中日友好協会の唐家せん会長、中国人民対外友好協会の李小林会長とも会談を行いました。歴史認識や尖閣諸島などについて双方の主張に違いはあるものの、日中関係の改善の必要性については一致し、経済、文化、青少年交流などの重要性について確認できたことは意味のある成果であったと思います。

中国のことわざに「飲水思源」(水を飲むときは井戸を掘った人のことを忘れるなという意味)とあります。
困難な中で、日中国交正常化を成し遂げた先人の努力、苦労、平和を願う思い。
国民感情が悪化していると言っても、相手国に友人がいる、訪問したことがある、そうした人たちの間では、そうでない人たちに比べ、現在も、相手国に「親しみを感じる」と答える人が多いと指摘されます。

日中友好の金の橋をあらゆる分野の交流を通じて、広く強くかけていかなければなりません。それを妨げる障害があれば取り除き、人々の友好交流の環境を整えていくのが政治の役割であると思います。