blogimage_20150216

今月13日、神奈川県厚木市内で竜巻のような突風が発生しました。被害状況を確認するため、厚木市、愛川町の公明党議員団と現地に行ってきました。

今回の被害、当初は竜巻かと思われましたが、横浜地方気象台からは「局地的な前線に伴う旋風」との発表。
この突風による被害件数は、建物18棟を含む22件。事務所1棟が全壊したほか、住宅などの屋根や窓ガラスが破損しました。また、フェンスが約70メートルにわたって倒壊し、車3台も被害に。
何百kgもある大きなコンテナが道路を隔てて田んぼに転がっている様子は、竜巻状の「旋風」のすさまじさを示していました。

現場に居合わせた方々にお話を聞くと、「大きく渦を巻いて色々なものを巻き込み、恐ろしかった」「巻き上げられたガラスや砂などが、遠く離れていても降ってきた」など、突然の事に戸惑ったとの声。

そうした中で、風に巻き込まれながらも、とっさの判断で身を守った方がいらっしゃいました。田んぼの中の道から一段低い場所に降りて、上着などをかぶり、地面に伏せて風をやり過ごしたそうです。この方は地域の消防団で長年活躍され、火事の際の訓練を今回も活かすことができたとのこと。ご無事で本当に良かったです。

竜巻については「竜巻注意情報」の精度の向上とともに、いかに分かりやすく情報を伝えるかという点も課題です。
神奈川県内で、今回のような竜巻状の風による災害が発生するのは珍しいことです。しかし、過去にも県内で「竜巻注意情報」は何度か発令されており、地球温暖化等の影響で気象状況が変わってきている中、今後も安心はできません。

地震だけでなく、竜巻や局地的な大雨、土砂災害、大雪など、今までに無かった災害についても十分な対策を整える必要があります。
今後も安心・安全な地域作りのため、町・市、県、国の公明党議員ネットワークで、防災・減災に取り組んでいきます。