blogimage_201500511

国内外の観光客から人気の温泉地、箱根。中でも、水蒸気が勢いよく噴出し、硫黄の臭いが立ちこめる「大涌谷」は代表的な観光スポットです。 先月26日から、この大涌谷付近で火山性の地震が増加。「規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性がある」との気象庁の情報を受け、箱根町は安全確保のため、大涌谷付近への立ち入りを禁止しました。

5月6日には、気象庁が、噴火警戒レベルを平常の「レベル1」から、火口周辺規制の「レベル2」に引き上げました。こうした状況を受け、9日、公明党神奈川県議団とともに、大涌谷付近の火山活動、立ち入り規制状況について調査に行ってきました。

箱根町の担当者によると、住民や観光客の安全を最優先に考え、十分な対策を取っているとのこと。立ち入りが規制されているのは、大涌谷の噴煙地を中心に半径約300メートル。仮に噴出現象が起こった場合に、落下物で怪我をするなどの被害を防ぐため、立ち入りを規制しているとの説明でした。

大涌谷を近くから見ることはできませんが、規制区域外では十分に箱根観光を楽しむことができます。「箱根全体が規制されていると思って、お客さんが来てくれなくなるのが心配」との声も。人的被害を出さないために安全対策を万全にするとともに、誤解が生じないよう、正確な情報発信をすることが重要です。