全国的に例年より早い梅雨入りとなりました。各地で大雨の被害も発生しています。被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げるとともに、復旧に全力をあげて参ります。
二宮町を訪れると、道端にピンクの紫陽花が可愛らしく咲いていました。二宮町で開催された西湘海岸の保全事業着手式に参加しました。
神奈川県の小田原、二宮、大磯の沿岸に位置する西湘海岸には、かつては広い砂浜があり、海水浴やビーチマラソンを楽しむ人達で賑わっていました。
しかし最近では、河川からの砂の供給が減り、海岸地形の特徴もあって、広い砂浜が波で削られ、どんどん狭くなってしまいました。
砂浜がなくなると、台風時の高波が直接陸地に押し寄せます。これまでも沿岸を走る西湘バイパスが崩落するなどの被害が発生し、海岸の保全対策が急務となっていました。
保全事業には高度な技術と予算の確保が必要なため、地元から国直轄での事業を望む声が強くありました。昨年11月には、黒岩知事、二宮町長とともに、太田国交大臣に要望。そして、ついに太田大臣は国直轄での事業を行うことを決定。今回の着手式となったのです。
海岸を守るため、防災・減災のために、新しい高度な工法を用いて工事が行われます。
かつてのような広い砂浜で、多くの人が安心・安全に西湘の美しい海を楽しむ日が来るのが待ち遠しいです。