活動レポート

10年前の誓い

さわやかな春風に乗って桜の便りが届きました。横浜では18日、ソメイヨシノが開花したそうです。平年より8日早いとのこと。1週間ほどで見ごろを迎えるそうです。 今は卒業式シーズン。希望を胸に学舎を巣立つ卒業生のみなさんを、桜もお祝いしているようですね。

私の大好きな母校、創価大学のキャンパスにも、見事な桜並木があります。 私が大学を卒業したのが2003年3月。両親に頼んで、私は司法試験受験のため、浪人をさせてもらうことに。本当は早く働いて、両親にプレゼントのひとつでも買ってあげたい気持ちでした。 ですが、一度決めたからには何としてもやり通したい性格の私です。「今は心配をかけてばかりでも、必ず司法試験に合格をして、きっといつか親孝行をしよう」――こう、心に誓いながら、勉強に取り組みました。

そんな私の気持ちを察してか、父も母も、何も言わず、いつも静かに見守ってくれました。その信頼に応えたい気持ちで、頑張りぬくことができたのだと思います。 司法試験合格後は、初めての給料で父にポロシャツ、母にネックレスを買いました。私が選んだ、少しサイズが小さいポロシャツを、父は今も大事に着てくれています。

卒業式では、共に学んだかけがえのない同期の友人たちと、10年後を目指して、社会で力をつけようと誓い合いました。 そして2013年。この3月で、ちょうど卒業から10年を迎えました。卒業10年を記念して、先日、思い出のキャンパスに、懐かしい皆と集い合いました。 あの日、夢を語り合った仲間たちが、青春の誓いのままに、各々の分野で活躍している様子を聞くと、自分も、もっと頑張ろうと、本当に勇気をもらいます。友人たちの存在と励ましが、何よりも私の力になっています。

学校では、知識や学問だけでなく、生涯の友情という宝を得ることができます。学生の皆さんが、充実した学校生活を送り、安心して学べる社会にしたい。将来に希望を持ち、宝の友情をはぐくめるように尽くしていきたいと思います。

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